コンセプト

このお店は、塚本カナエがデザインしたものか、もしくはプロジェクトに関わった思い出深いものたちです。

市場では廃番となった懐かしい商品なども販売しております。

商品に関して営業的な説明ではなく、デザイン開発者の視点から解説しようと考えていて、そこが一般のお店とは少し違う点です。

私は常々自分で友人知人見知らぬ人まで自分が心から勧められる商品を作ろうと思いながらデザイン製作をしており、その気持ちを伝えるところがなかったので、ここでは自分の声でお伝えします。

 

またお店の名前の由来として、「日用芸術品店」というのは長い名前だと正直思っていますが、自分が心がけてきた『日用品は「生活の中の芸術品」である』、という思いを公開したかったのです。ハレとケと言う言葉がありますが、私は人生において圧倒的に長いケの日を美しく・嬉しくしたいと考えています。芸術品と呼ぶことが正しいのかは自分の中でまだ曖昧で、「生活の中に置いて一緒に心地よく暮らすモノ」と言ったほうが正確かもしれません。ですが、それらは不愛想や不細工ではないもの、、、。そんなものを目指しここまで来ました。

 

現在はモノを作るだけではなく、ご相談にいらした企業さんのお悩みを伺い、得意不得意を鑑みて、何をすると良いかを一緒に考えたり、このところの危急の課題ともなっている環境問題、サーキュラーエコノミーなどを考え合わせたモノ・コトの製作・販売の仕組み作りも行っています。

また、世代間による価値観の違いにも興味を持っており、昨年はZ世代にインタビューしながらまとめた報告書も草稿しました。

日本の将来を予測したら明るいことばかりは言えず、京都府の機関の協力も得て将来的な販売促進を見据えた勉強会の発足も行っています。

近い将来としては、家事をされている皆さんと一緒にモノづくりも行い、このお店で販売してみたいというのが夢です。